おしいれ

誰が要求したわけでもない義務感と少しの憂さ晴らしをこめて・・

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夜の雲

住宅街を通っての家路は、もう慣れたもので、私はほとんどなにも意識をせずに帰っている。

そんな風に、いつものように塀と家の間を帰って行くのだが、途中駐車場として使われている場所があり、その場所の視界は空に向って開かれていた。その駐車場の空を無数の雲が、どんどん流れて行き、私はそれにしばらく見とれていた。

雲は大きいものもあれば小さいものもある。それらはどんどんと流れて行く最中に、曲がったり、ちぎれたり、繋がったり、伸びたりと姿を変えていった。大きなうさぎが、こっちを振り向いたネコに代わり、またそれが何かを掴もうとする巨人の手に変わり、ペンを掴んでいる手に変わり・・と私の思いを半分に映す。

想像力について最近はよく考える。
それは人間が本来的に持つものかと思っていたのだが、夜の雲を見ていると、その能力さえも、自然から人間が学び取ったものかとも思えた。
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  1. 2009/07/30(木) 00:31:49|
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無題

ぼくは彼女といっしょに遊園地へ行った。遊園地の中にはホテルがあり、僕たちは彼女の部屋に似た一室を借りた。
僕たちは毎日その部屋で遊んだ。そこは遊園地の中なのでとても楽しかったからだ。

ある日、僕がその部屋を少しの間出て、帰ってくると彼女がいなくなっていた。
部屋を間違えたのかと思ったが、彼女の荷物のようなものがある。
しかしその荷物も彼女がいないとそれが彼女のものであるかどうかもよくわからない。

そして僕は彼女はもうこの部屋を出たのだと思い、僕もその部屋を出る事にした。



気がつくと僕は次の場所にいた、通りの真ん中を歩いていた。
ふと立ち止まり、前のあのホテルの一室を出た日の事を思い出した。
ほんとうに彼女はあの部屋を出たのだろうか、ほんとうは行き違いで戻ってきたのではないだろうか。

結局それは、今となってはわからないままで、僕はまた通りを歩き出した。
  1. 2009/07/11(土) 09:08:07|
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